判断が難しい認知症の症状とうつ症状

認知症とうつ病

50歳を超えると、うつ病を発症する人が増えています。
抑うつの場合は認知症の症状でもあるため、うつ病だと思い受診をしたら認知症だったというケースがあります。
認知症は徐々に進行するため、周囲は気付きにくく、認知症の初期は認知機能の低下を自覚し、不安を感じることから抑うつになることがあるのです。
認知症の症状が進行すると、無関心になり、意欲の低下や問題行動はありますが、うつ病とは異なり、死にたいという気持ちは持ちにくいというのが特徴です。
認知症とうつ病は似ている症状がありますが、治療法が異なるため、正確な診断と適切な治療が必要になります。
高齢者の家族や認知症の家族がいる場合は、専門医を受診してしっかりと見極める必要があります。

サインを見逃さない

気分が落ち込む、不眠、食欲の低下、感情が鈍い、興味がなくなるなどの症状が認知症の方にある場合、抑うつ状態になっている可能性があります。
このような症状が見られた場合は、うつ状態であると考えてください。
うつ病や抑うつの原因として挙がるのは、介護施設への入所などで生活環境の大きな変化です。
また、認知症の方は薬が原因で、うつ病や抑うつが起きる可能性があります。
その場合は、医師に相談をし、薬を変えてもらいましょう。
高齢になる以前に、うつ病を経験している場合は、認知症になってからうつ病になりやすいとされているため注意が必要です。
認知症は、判断能力の低下や感情をうまく伝えることができないため、うつ状態であることが分かりにくいです。
ぼーっとしていることが多い、部屋にこもりがち、言葉数が減ったなど、普段と違った異変があった場合はうつ病のサインと言えます。
認知症の方のうつ病や抑うつが進行すると妄想が重なり、家でのけ者にされているなど精神状態を悪化させてしまう可能性があります。
外に出かけることができる状態であれば、デイサービスを利用すると本人にとって気分転換になり、良い刺激となるでしょう。