認知症に見られる徘徊の原因と対策

認知症で気になる徘徊について

認知症を発症するといろいろな症状が現れますが、中でもトラブルになりやすいのが徘徊でしょう。
周囲にしてみれば、何のために動き回っているのか分からないかもしれませんが、認知症患者はきちんとした目的意識を持っていることも多いです。
しかし認知症を発症しているわけですから、当初は目的を持っていたとしても、しばらく経過すると忘れてしまう…ということも珍しくはありません。
特に屋外での徘徊は危険も伴いますし、行方不明になってしまうこともあります。
認知症にみられる徘徊の原因は複数あり、まずは前頭側頭型認知症が原因になることがあるでしょう。
これによって徘徊する場合には、毎回同様のルートを通るのが特徴ですから、他の徘徊よりは比較的対処しやすいかもしれません。
その他には、見当識障害が原因になってしまうこともあり、これによって今自分自身の居場所が把握できなかったり、目的とする場所がどこにあるのかわからなくなる…というケースもあるでしょう。
厄介な症状ですが、これのせいで思いもよらないところを徘徊していることもあります。
そして認知症患者が不安を抱えてしまい、それによって徘徊をすることもでてきます。
強い不安を抱えたり、周囲の人からプレッシャーなどを感じると、この症状が出るかもしれません。

認知症による徘徊の対策について

上記のように、認知症になると様々な理由で徘徊してしまう場合があります。
しかし非常に危険な目にあうこともあるので、対策をとることが重要です。
対策をしようと認知症患者に対して怒ることもありますが、逆効果になりかねません。
怒られることによってより不安に感じてその場から離れて徘徊してしまうこともあるでしょう。
徘徊をする際には目的を持っていることもあるので、周囲の人がそれを察知して、目的の場所に連れて行けば、徘徊を防ぎやすくなります。
またデイサービスなどを活用して昼のうちは活動をし、夜にはしっかりと寝られるように工夫することも大切でしょう。
どうしても屋外に出てしまい徘徊する際には、外に一人で出られないような工夫をするケースもあるでしょう。
重要なことは、認知症患者の気持ちを知るということと、自分一人で対応するのではなく、周りにも協力を求めることです。