認知症専門の「もの忘れ外来」で行なわれる治療とは

知名度が向上しつつある「もの忘れ外来」とは

認知症がよく知られる存在になったこともあり、比較的大きな病院では「もの忘れ外来」が設けられるようになりました。
基本的にはもの忘れ外来とそれ以外の診療科で行われる診察は内容が異なり、問診の方法なども診療科ごとに違います。
例えば風邪で受診した場合は問題なく症状を伝えることができますが、もの忘れ外来に行く人の場合、本人から状況をうまく伝えることが難しいことが多くなります。
ですからたいていは家族などが付き添うケースが多く、時間をかけて問診を行うことになります。
もの忘れがどういった要因によるものなのかを確認することになり、認知症によるものだけでなく、それ以外の原因で起こることも多いです。
もの忘れ外来で診察をする医師というのは、専門的な知識を有しているので安心でき、もの忘れを抱えている本人にとっても、困っていることや悩みについて相談できるので、心強い存在と言えるでしょう。

もの忘れ外来で行われる治療

もの忘れ外来で認知症の症状が認められた場合、状態に合わせて投薬治療をすることがあります。
一般的に知られる抗認知症薬は、服用によって進行を遅らせることができるので、よく処方されています。
こういった治療薬は、できるだけ早い段階での服用が望ましいため、少しでも異変を感じた場合はなるべく早くもの忘れ外来を受診するようにしたいものです。
薬を使用した治療では、本人の症状や進行の程度、体質、他の持病の有無などを検討した上で、慎重に処方を検討するべきでしょう。
他に、治療薬に頼らない治療方法もあります。
回想法やリアリティ・オリエンテーション法などが有名で、近年は認知症関連の研究がますます盛んになっています。
また、ペット動物と触れ合うことや、趣味を活用する方法なども推奨されています。
しかしやはり根本となるのがもの忘れ外来ですから、恐れずに早めに行くことが重要ですし、それによって早い段階で進行を遅らせることができます。