認知症における薬物療法の現在とこれから

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認知症の治療法

現在は医学の発達のおかげで寿命が長くなりました。
しかし、その分高齢者の認知症の問題も増えてきています。
認知症の原因で一番多いのはアルツハイマー型です。
6割がこのタイプというデータが出ています。
次に脳血管型認知症が2割です。
アルツハイマー型は物忘れなどの初期症状から始まり、徐々に進行します。
現在の医学では、残念ながら完治させる方法はありません。
しかし、早期発見と適切な治療で進行を遅らせることができます。
治療の方法は、リハビリテーションと薬物療法になります。
リハビリテーションは、脳の機能に刺激を与えることで症状の進行を遅らせる目的があります。
薬物療法は症状の進行を抑えたり、脳の機能低下を遅らせたりする効果が期待できます。
認知症の原因となる症状によって使用する薬はさまざまですが、一番多いとされるアルツハイマー型の場合、現在の日本では4種類5品目が認可されています。
また、認可されてから年数がたっているものは、ジェネリック薬も発売されています。
ただ、心配なのは副作用です。
それぞれの薬の特性や副作用などを理解し有効に使用しましょう。

薬物療法に使われる薬の種類

認知症の薬物療法に使われる薬で、有名なのはドネぺジルです。
ドネぺジルは記憶力の回復を助けてくれます。
早期に使用することで、1年弱から3年程度症状を遅らせる効果があると言われています。
副作用は落ち着かなくなったり、声が大きくなったりすることがあります。
この症状は脳の働きが活発になっているためと言われ、数日から数週間で落ち着きます。
同じ効果が期待できるもので、飲み薬ではないものもあります。
2011年に認可されたリバスチグミンです。
こちらは貼り薬なので、薬を飲むのが難しい人に使用されます。
皮膚が弱い人などはかぶれることがあります。
同じところに貼らないようにする配慮が必要です。
同じく2011年に認可された、ガランタミンは軽度から中等度のアルツハイマー型認知症に効果があると言われています。
効き目が持続する時間は7時間程度になるため1日2回の服用が必要となります。
中等度から高等度の症状に効くとされているのはメマンチンです。
こちらも2011年に認可されました。薬の服用を開始したばかりのときには、めまいなどの症状が見られることもあります。
転倒などに注意が必要です。