認知症の予防に効果がある療法について

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認知症は予防が大切

認知症を予防するには、脳を働かせることが大切です。
脳を働かせるためのエネルギーとしての血流が、脳の機能低下を防ぐのです。
逆に言えば、脳を働かせないと認知機能はどんどん低下してしまいます。
認知機能の低下が認知症を招くので、認知症の予防には脳を使うことが何と言っても重要になるのです。
認知症の予防には、学習療法が効果的です。
たとえば簡単な計算問題と音読、磁石数字盤、パズルや読み書き、将棋やオセロなどのボードゲーム、また他人とのコミュニケーションをとることも、立派な認知症予防になります。
これらの学習療法は、専門の資格を持った学習療法士による適切な指導のもとに行なうことが大前提です。
そこで、学習療法による認知症予防ケアを希望する場合は、学習療法士が在籍する施設を選ぶことが重要です。

認知症予防に効果のあるいろいろな療法

他にも試みてほしい方法としては、音楽療法や作業療法、回想法などがあります。
リラックス効果のある音楽を聴く受動的音楽療法や、自ら歌ったり演奏したりする能動的音楽療法などは、認知症の改善に効果が高いと考えられています。
受動的音楽療法を食事の時間に取り入れることで、食事がスムーズにできる、介護時の抵抗がなくなるなどの効果が認められています。
能動的音楽療法は合唱やカラオケ大会などが代表的で、他人とのコミュニケーションが増えることで、うつの症状も防ぎます。
また、思い出のある曲や過去に親しんだ音楽を聴くと、当時のことを思い出し、記憶力が改善されたという例もあります。
作業療法は、何らかの作業を行なうことで認知症の発症を予防したり、発症後の進行を遅らせる効果があるとされるものです。
日常生活での動作から、体操、手芸、囲碁・将棋、書道などまで、無理のない範囲で手先や身体を動かすことは、脳の働きが広範囲に及ぶだけでなく、自尊心を回復する効果もあります。
回想法は、思い出のある品物や写真、映画、音楽、出来事などをきっかけに、古い記憶を掘り起こすことで記憶力や集中力を高めたり、他の参加者とのコミュニケーションを図ることで脳の働きを活性化するトレーニングです。
こうした療法は自宅でもできますが、専門家の監修のもとに行なうことで、より高い効果が期待できます。
すべての病院や施設で導入されているわけではないこれらの療法ですが、社会的なコミュニケーションを図る良い機会にもなるので、積極的に取り入れている施設を探してみてください。