安心できるデイサービスには医療との連携が不可欠

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デイサービスに欠かせない看護師

一般に、デイサービスは看護師が一人以上勤務する状態でなければ開設することができません。
しかし、デイサービス施設が慢性的に不足している状態を受け、平成27年には訪問介護ステーションや病院、診療所などの医療施設との連携を確保し、利用者の健康状態を確認できる状態ならば、必要人員を満たしたとみなすように制度が改正されました。
つまり、正職員としての看護師が不在であっても、デイサービスの運営ができるようになったのです。
看護師を雇うだけの余裕がなく、デイサービスを開設したくてもできなかった人々や、デイサービスに入所したくても満員で受け入れ先がなかった利用者にとって、この制度改正は朗報となりました。
しかし、デイサービスは高齢者が多く集まる場であり、医療処置が必要な状況が発生する可能性が非常に高い現場です。
改正前は看護師の常勤が義務付けられていましたが、地域連携という形で開設した場合は専従が義務ではないため、きちんと連携が取れていることを証明しなければ、利用者には医療面で不安が残ってしまうことでしょう。

医療連携を強固にするために

地域医療と連携してデイサービスを運営する際は、利用者が施設に滞在している時間帯において、密接かつ適切な連携が最低条件となります。
具体的には、呼ばれたらすぐにデイサービス施設に駆けつけることができ、指示を出すことが可能な状態を「密接かつ適切に連携が取れている状態」と呼んでいます。
例えば、訪問看護ステーションの看護師が、デイサービスで訪問看護を行っただけでは、連携が取れているとは言えません。
デイサービスで看護師が担っている役割をこなしてこその連携なのです。
必要人員として採用されている看護師も、地域医療連携で業務委託されている看護師も、利用者の健康チェック及び緊急の相談・医療行為を行う点では変わりません。
また、規模が大きなデイサービス施設では、必要人員だけでは看護師の手が足りないこともあります。
つきっきりのお世話が必要な利用者がいる施設もあるでしょう。
そのような場合、地域医療と密な連携の体制が整っているデイサービスは、所内の看護師の負担を軽減し、より万全の医療体制を取ることができるのです。