認知症ケアで気をつけたい食事の出し方とは

偏りに気をつけよう


認知症ケアで大切にしていることは、人それぞれ異なるでしょう。
態度や話し方、リハビリなど気をつけるべきポイントがたくさんありますが、食事の出し方も要注意です。
子供の時に嫌いだった食べ物が大人になると好きになったり、高齢になるとあっさりとした味付けを好むようになったりなど、嗜好が変わる場合がありますが、症状でも変化が見られます。
家族が自宅で認知症ケアをすることも少なくありませんが、一人で過ごす時間があると手軽に食べられる麺類、お茶漬け、パンなどで済ませてしまいがちです。
好きなものばかり食べていると栄養が偏って健康に悪影響を与えます。
基本的には主食、主菜、副菜を取り入れることを心がけてください。
また、栄養バランスに気をつけたいけど硬い生野菜や繊維が残るもの、弾力が強いものなど食べにくい食品を避ける傾向にあります。
食べやすいように調理して栄養素が不足しないようにメニューを考えましょう。

食べやすい体勢


ご飯を食べるという行為は、生活する上で大きな楽しみであるため、認知症ケアでもしっかり食べて生きる活力をつけなければなりません。
誤嚥に注意し、安全に食事ができるように心がけてください。
例えば、ちゃんと目覚めている状態かどうかです。
起きたばかりの朝やお昼寝の後にご飯を食べる時、ぼーっとした状態だと誤嚥のリスクが高まります。
声をかけながら、食べるようにしましょう。
寝起きが悪い人もいるかもしれませんが、日頃から生活リズムを整えて、ご飯を食べる時間を決めておくと起きやすいです。
姿勢にも気をつける必要があります。
寝たまま食べにくい姿勢だと、物を噛んだり飲み込んだりすることに集中できません。
ふとした瞬間に喉につまらせてしまう危険性があるため、あごを引いて前かがみになるような体勢をして食事をします。
座る場合は足を床につけて安定させ、ベッドの上の時は首を前に少し曲げて背中と後頭部が一直線にならないように枕などで安定させてください。
家族が出し方を少し工夫し、注意することで大きなトラブルが回避できる可能性が高まります。
日頃から心がけてみてはいかがでしょうか。

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