わがままに対応する認知症ケアの方法とは

わがままになる理由


認知症になるとわがままになります。
例えば、介護を拒否してデイサービスを嫌がる、きつく当たるなどが挙げられますが、わがままを言ってしまう理由は、不安を感じているからです。
これまでできていたことができなくなることや、自分の意思をうまく伝えられないことが増えると、不安になります。
不安から自分を守るために強い拒否反応を示すのです。
これは、防衛反応です。
しかし、介護をする側は単なるわがままだと感じるでしょう。
認知症ケアをしているときなど、何気無い言葉が防衛反応に結びつくことがあります。
わがままは自分を守るための反応だということを理解した上で、適切な認知症ケアをすることが大切です。
わがままに対応するための認知症ケアは、安心させることを意識して接します。
優しい言葉で短くわかりやすく、ゆっくりと声をかけましょう。
無理に説得することや、叱ってしまうと逆効果です。
不安にならないように、これから何をするのかをわかりやすく説明してください。
わがままを言ったときは、不安になり拒否反応を示している証拠です。

対応の仕方


認知症になると、一度理解したとしても忘れてしまいます。
そのため、常に不安と隣り合わせの状態であることを理解しておきましょう。
しかし、何度も「大丈夫?」と確認すると、自尊心を傷つけることにつながります。
本当に大丈夫だと思っている相手に対して、何度も「大丈夫?」と声をかけないものです。
悪気がなくても、何度も確認すると本人の自尊心が傷つき、怒ることや、わがままなことを言う可能性があります。
最もしてはいけない認知症ケアは、力や言葉で対抗することです。
わがままだから抑えつける、叱りつけるとお互いに深い傷が残り、改善にはなりません。
ときにはわがままに耐えられないこともあるはずです。
その場合は、物理的な距離や感情的な距離をとって感情をクールダウンしましょう。
認知症の本人も、傷つけるためにわがままを言っているわけではありません。
お互いを守るためにも、距離をとってください。
また、外部のサポートを受けるのも一つの方法です。

認知症に関する質問・相談はこちらへ

お問合せ